クライミング

子持山獅子岩(11/16)

山仲間と群馬県渋川市にある子持山の獅子岩でクライミングしてきました。

ルートグレード5.8の全7ピッチのルートですが、短いピッチもあるので4ピッチに短縮できます。下から見ると岩が寝ていてガバガバなので、これは快適だと浮かれます笑

ところが先行したパートナーがスムーズに登りません笑 ガバだと思ってつかんでも大概つるつるのスローパーだそう。

僕も登ります。一見ガバに見えますがつるつるで、パートナーが手こずっていた理由が分かります。5.8の易しいルートなので手のホールドが悪ければ良い足があるはずなのですが、ありません笑 下から見ていた時は余裕だよと思っていましたが、1ピッチ目から洗礼を受けました。

パートナーが1、2ピッチ目を繋いだので3ピッチ目をリードします。序盤で洗礼を受けたので抜けられるのか急に不安になりました。無意識に終了点をしっかり掴んでいます笑 すぐ後ろに後続パーティもいたのでお待たせしてはいけないというプレッシャーもきつかったです。

上に見えているフレークを抜ければ終了点がありますがフレークに乗り込むところが難しいそうです。

フレーク到着。この岩に慣れている人ならなんてことはないですが、フレークまで良い足がなかったので乗り移るのが少し嫌でした。木の上に終了点があるのですが、5.8だからフリーじゃなくても良いやと木をつかんだらパートナーから怒られました笑 簡単に登れるグレードでもフリーにこだわりましょう笑

リードを交代して4ピッチ目。1、2ピッチ目よりはすんなり登っていました。この辺りから高度感が増して気持ちよかったです。僕もフォローで続きましたが、一番上のスラブが少し嫌だっただけでそれほど苦労はしなかったです。

6ピッチ目。もうガバに見えるホールドなんか信用しませんが、やはり飛びついちゃいます笑 岩の思惑通り、悪いホールドに弄ばれ、パンプ間近笑 前日に小川山で一日遊んでいたのもあってヨレヨレになってしまい、恥ずかしながらテンションをお願いしました笑

12:00トップアウト。厳密にはもう1ピッチありましたが、僕がヨレヨレでパートナーも満足したとのことで獅子岩の頂上には一般道を使いました。ちゃっかりここまでクライミングした感出しました。

このあとは一般道で子持山の山頂へ。ヘトヘトだったのに加えて、意外と岩だらけの急登だったので山頂に着くころには倒れそうなくらい疲れていました。山頂で休憩をして下山を開始しました。

すると、獅子岩を通りすぎたくらいのとこで、下の方から「怪我されている方いませんか?」との問いかけ。気づいたらヘリが上空を飛んでいます。どうやら後続パーティーが滑落した様子。僕らのすぐ後ろのパーティーが頭をよぎり、急いで獅子岩に戻りましたが、お二人とも無事の様子。もう1パーティが下で登っていたとのことで、取り付きに向かいました。取り付きに到着すると、3人パーティーが協力して1人をロワーダウンしていました。この時点で命に別状はなさそうだと安心しましたが、右足は重症のようでした。何ピッチ目かは分かりませんが、どうやら3ピン目のクリップを飛ばして4ピン目のクリップをするところでスリップしてグランドフォールしたようです。マルチピッチのクライミングで滑落と聞いて僕自身もかなりヒヤヒヤしていましたが元気な様子でホッとしました。やはりここのルートはグレードが低いと言えど侮るなかれですね。

5.8とのことだったのですが、過去にもっと優しい10aもありましたので、5.8は嘘だと思います笑 ですが、とても天気の良く、景色も良い中クライミングを楽しめて大満足でした。

H

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